最近、小さい子供とファミコンをやる機会が多くなり、ドラゴンクエスト1を久々にプレイしてみました。簡単ですが、ドラクエ1のレビューをまとめてみました。
ドラクエ1のレビュー
中ボスシステム
ドラクエ1では、ラスボス以外に、中ボスシステムが採用されております。戦闘サウンドは、通常サウンドと変わりません。ラスボスは、戦闘サウンドが変わります。
- リムルダールへの洞窟 → ドラゴン
- ドムドーラの町 → あくまのきし
- メルキドの町の入り口 → ゴーレム(1度きり)
以降のシリーズでも中ボスが設けられるようになりました。ドラクエ1では、何の前触れもなく、突然戦闘になるので、驚かれた方はたくさんいたと思います。
ほとんどの呪文に”ラ行”
呪文に関して、なぜかホイミ、べホイミ、マホトーン以外は、ラ行が必ず入っています。似たり寄ったりな名前なので、プレイした当初は、これ何の効果があるんだっけ?なんてことは、たまにありましたね。
洞窟システム
階層によってサウンドが少し切り替わるシステムが採用。深い階に進むに連れ、音色がダークネスに変わっていくのがドラクエ1の特徴でもあります。ちなみに、お城のサウンドも1階と2階では少し違います。このシステムは、良かったですね。
洞窟を攻略するには、たいまつが必要です。たいまつが無いと、真っ暗で何も見えません。たいまつが必要なのはドラクエ1のみ。呪文でも明るくすることはできますが、MPを見ながら進まないと、洞窟奥で真っ暗闇になり、迷子になってデスルーラ(わざと死んでお城に戻る方法)が必要になります。
便利システム
ドラクエ1には、簡易コマンドがあります。「とびら」を選択すると、鍵を持っている場合、とびらを開けることができます。よく考えると、とびらの数なんて、限られているので、当該コマンドの必要性はどうだったのか…と疑問符がつくところであります。後のシリーズ、ドラクエ2以降は、無論とびらコマンドが無くなりました。
グラフィックの使いまわし
主人公と同じキャラが街にたくさんいます。主人公は、勇者というより、ロトの血をひいたお城の兵隊の一人にすぎないのでしょう。
冒険を邪魔する呪いアイテム
ドラクエシリーズ1作目にして、呪いアイテムがあります。冒険の邪魔をするトラップとしては面白いですね。呪われていると、お城から追い出されるので、復活の呪文を聞きたくてお城に慌てて戻った方は、さぞかし驚かれたことでしょう(笑)。ちなみに、お城の隣にある町で、無料で呪いを解除してくれます。
モンスター
シリーズ1作目ということもあり、モンスターの種類は少ないです。後のドラゴンクエストシリーズに再登場(再利用)するモンスターが多いです(例:スライム)。
グラフィックや名称は変わるが、同じようなモンスターは数多くいます。例えば、ドラクエ全シリーズに、必ず設定されている呪文を使うまほうつかいキャラのモンスター。
- ドラクエ1:まほうつかい
- ドラクエ2:きとうし
- ドラクエ3:まほうつかい(グラフィック若干違う)
- ドラクエ4:ベビーマジシャン
あとは、ゴースト系のモンスター
- ドラクエ1:ゴースト
- ドラクエ2:ゆうれい
- ドラクエ3:あやしいかげ
- ドラクエ4:メラゴースト
ドラクエ1では、グラフィックの左右を反転させ、色と名前を変え、同一グラフィックのモンスターが出てきます。例えば「まほうつかい」です。同一のグラフィックでも、使う呪文が異なるので、はじめて対戦するときは、度肝を抜かれることが多かったですね。
- まほうつかい「ギラ」
- まどうし「ラリホ-」
- だいまどう「ベギラマ」
ドラクエシリーズで、モンスターを左右で反転させているのは、ドラクエ1だけです。
今も遊べるお勧めソフトのドラクエ1
発売当時(1986年5月27日)、¥5,500円とかなり高価なソフトでした。現在でも、ファミコン本体(新品)と中古ドラクエ1のソフトを合わせて買っても、5000円しません。携帯版でも、wii版でも遊ぶことはできます。ドラクエシリーズをプレイしたことがない方がいれば、是非ともお勧めしたいものです。自分の子供に、ドラクエ1をプレイさせるドラクエ1世代の方も多いようです。
クローンゲーム
実際のゲームに似せて作ったクローンゲームなんていうのもあります。全く同じようなシステムで、モンスターのグラフィックやステータスがオリジナルに、もちろんストーリーそのものが違います。どうやって作るのでしょうか。そもそも著作権的に、問題がありそうですが、ウェブ上で公開されている方は、意外と多いです。商品化することはできないでしょうから、無料で遊ぶことができます。
近年では、RPGツクールなどの製作ソフトも数多く普及しているので、素人が作ったドラクエ風ゲームでも遊ぶことができます。