今回の記事では、スクエアエニックスより販売されているアプリ版の「ドラゴンクエスト3」をプレイしてみたので、レビュー記事を書いてみました。
システムや操作性より、ゲーム内容に関してのレビューを重点的に書いています。
この記事はアプリ版の「ドラクエ3」のレビュー記事です。
アプリ詳細
アプリ概要
ドラゴンクエスト1,2,3の3作品が1つのアプリに収められています。1作品ごとに、お金を支払うようになっています。スマートフォン版のドラゴンクエスト1と2も、過去にプレイ済みで、レビュー記事を書いております。
アプリ値段
2023年現在1200円となっております。アップルストア、グーグルストアよりダウンロードが可能です。アプリ名は、DQポータルです。
ファミコン版(1988年2月10日)では5900円、スーパーファミコン版(1996年12月6日)では8700円と比較すると、1200円は非常にお手頃な価格と言えます。
レビュー(システム・操作性)
システム面
システム面で大きく変わったのは、ゲーム途中にセーブできる機能が実装されたことです。ドラクエ1とドラクエ2のレビュー記事にも書きましたが、ゲーム中にセーブするだけではなく、オートセーブ機能もついています。途中でアプリが落ちてしまっていても、ゲームの進行が大きく前に戻ることはありません。
ファミコン版、スーパーファミコン版では、何らかの衝撃で、ゲームが停止し、再開した時点で、冒険の書が消える(ゲームがリセットされる)現象が時々発生していますが、スマホ版ではありません。せっかくプレイしても、また振り出しに戻され、当時のプレイヤーは、とても大変でした。
また、ファミコン版、スーパーファミコン版では、カセットROM内に内臓されている電池が切れたら、バックアップが取れないので、電池を交換する必要があります。電池を交換できなければ、遊べません。スマホ番では、サーバにデータが保存されているため、サービスが終了しない限り、永遠と遊ぶことができます。
当時は、パスワード方式(復活の呪文)ではなくバックアップになったかと言うと、データ量が多いので、パスワードにすると、数百文字になってしまうからという理由で、バックアップが採用されました。当時のプレイヤーは、パスワードが300字になっても、パスワードが欲しかったのではないでしょうか。
バックアップに関しては当時の1番の問題点ではありましたが、スマホ版では改善されているため、安心してプレイすることができます。
ただ、当時のように、ソフトの貸し借りは、できないので、他人のスマホで遊びたいときは、別途購入が必要になります。
操作性
スマホでは、十字キーがありませんので、フィールドの移動は、すべて画面のタップとなります。そのため、操作ミスが許されない場面では、とてもドキドキすることもあります。
例えば、アープの塔の、綱渡りする階の攻略は、十字のタップボタンを慎重にタップしないと、下のフロアに落ちてしまいます。
レビュー(ゲーム内容)
実際にプレイして、気になったところ、面白かったところなど、書いています。
バグ技は、ほとんど回収
ファミコン版であったランシールでのバグ、アッサラームでのバグは、全て回収されています。戦闘時に防御攻撃も、フィールドでモンスターを出現させない技もスマホ版では再現できませんでした。
カザーブ東で、生息モンスターエリアがずれて、デスストーカー、グリズリー、まほうおばば、ばくだんいわが出てきますが、スマホ版でもそのまま残っていました。
カザーブ東のエリアを歩いていると、
デスストーカーが出てきました。
サブゲーム
遊び要素として、モンスターの闘技場が、ロマリア、イシス、サマンオサ、メルキドにあります。どのモンスターが勝つのか、ゴールドをかけて遊べるゲームです。正直、時間に対して、あまり儲からないので、普通にプレイしゴールド集めをした方が良いかもしれません。闘技場は、田舎のお城に設置してありますが、比較的栄えているアッサラームや商人の町に設置してあった方が、雰囲気的には良かったのでと思いました。
ファミコン版になかったスゴロクゲームが実装されています。貴重なアイテムも入手でき、能力値もアップすることも可能です。すごろく券が無いと遊べないのですが、遊べてしかもお得なので、面白かったです。
小さなメダルを集めることで、貴重なアイテムを入手することができます。メダル集めは、ドラクエ3の楽しみの要素の1つではないでしょうか。
縛りプレイ
ファミコン版・スーパーファミコン版同様に、縛りプレイも楽しめます。普通にプレイすると、30時間くらいでクリアできます。通常プレイでは物足りない場合は、縛りプレイをしてみてはいかがでしょうか。動画サイトでも良く見かけますが、4人ではなく、1~3人でクリアするプレイ、低レベルプレイ、武器防具無しプレイなど。タイムアタックのプレイをされている方もいますが、ドラクエ3を徹底的に研究する必要があるので、時間が余っている方は、挑戦しても良いのではないでしょうか。
しんりゅうを倒すまでが通常プレイで、その後の縛りプレイが、”クリア後の楽しみ”と言う方もいらっしゃいます。動画として残しそれを動画サイトで公開し、またその動画を視聴して楽しむ方もいます。1200円でとことん楽しめるアプリですね。
盗賊カンダタ
中ボスとして出てきますが、強いです。ドラクエ1でも2でも、中ボスはほとんど単体でした。ちなみにドラクエ2では、同一モンスターが複数で出現(グレムリン、じごくのつかいなど)はありました。
カンダタは、子分と一緒に行動します。部下を率いての演出は、なんとも新鮮でした。カンダタとは、2度、対戦することになります。2度目の戦闘後で、改心するとのことで、姿を消し、アレフガルドで再会することになります。部下はどこへ行ったのでしょうか。
ちなみに、ドラクエ3では、ボスとその取り巻きでの、ボス戦は、カンダタのみとなっています。
イベント
ドラクエ1,2に比べると、大幅に変わったのが、イベントが多い事です。スマホ版では、グラフィックも、サウンド(オーケストラ)もグレードがアップしているので、非常に見ごたえがあります。
ラーミア
ドラクエ3と言えば、ラーミアです。当時ファミコン版・スーパーファミコン版のドラクエ3をプレイしている方は、ゲームを止めて、聞いていた方はいたのではないでしょうか?また移動中は、エンカウントが無く、モンスターに遭遇しないのは、ファミコン版をプレイしていた時は、とても印象的でした。
ドラクエ1では、虹のしずくのために、石や杖を集めます。ドラクエ2では、ルビスのまもりのために、紋章を集めます。ドラクエ3では、集めるのがオーブに変わっています。オーブを集めないと、ラーミアを復活させることはできません。
サウンドは非常に、良いのですが、ラーミアに乗れるようになって、行ける場所は、3か所です。竜王の城、ギアガの大穴、バラモス城です。苦労して乗れるようになっても、すぐに用済みになってしまいます。行ける場所はもっと多くても良かったかもしれません。スマホ版では、ラーミアのスピードアップ機能もあるので、乗っている時間は、ほんのちょっとになります。
ちなみに、船は、入手後に、世界各地の新しい場所へ行くのに、活躍します。
転職システム
ドラクエ3のシステムとして、転職システムは当時画期的でした。前職の特技を引き継げるという。スマホ版では盗賊という職業も使いされているため、盗賊から他の職業に転職するというルートはかなりお勧めです。
転職無しでも、通常のプレイでクリアもできますが、少しでも冒険を楽に進めたい場合は、転職を使うのもありかもしれません。レベル20~30で転職するとすれば、ルート的には、遊び人から賢者、僧侶からぶどうか、盗賊から戦士・僧侶・魔法使いあたりが、良いのではないでしょうか。
スマホ版では、戦士・僧侶・魔法使い・盗賊・商人・ぶとうか・遊び人の職業しかありませんが、リメイク版ではもう少し職業を増やしても良かったのではと思います。
呪文
呪文によっては覚えることで、パーティのレベルを大きくアップすることができます。当時ファミコン版をプレイしていたときは、呪文を1つ覚えるたびに、嬉しくなっていたのを覚えています。
たくさんの呪文が、採用されていますが、残念ながら使う機会のない呪文も多かったです。
- アバカム
- レムオル
- ボミオス
攻撃補助呪文としては、メダパニは、かなり使う人が多かったのではないでしょうか。メダパニはドラクエ2から登場している呪文です。ドラクエ2では、パルプンテの使用効果の1つとして採用されていましたが、ドラクエ3からは、メダパニとして使うことができるようになりました。ゲーム終盤(レベル27習得)に使うことができます。メタルモンスターを狩る時に、メタル以外のモンスターに、メダパニをかけて、メタルモンスターを攻撃させます。
その他
2023年現在、ドラクエ3が発売されてから35年がたち、メモリアル記念品や、関連グッズが多数販売されています。ドラクエ3の人気は、根強いです。日常でも役に立つドラクエのスマホケースは、人気が高いのではないでしょうか。わたくしも趣味で、ドラクエ雑貨は購入します。
ドラクエ世代の方は、ドラクエグッズは、子供心をくすぐるのでは無いでしょうか。
リンクを貼っておきます。
さいごに
35年たっても、多くの国民から愛されるゲームであるドラクエ3。流行のオンラインRPGも面白いですが、昭和時代のレトロゲームのリメイク版も、負けてませんね。