テトリスでは、Ｔ字のミノをタイミング良く回転させ、列を完成させるＴスピンという技があります。Ｔスピンにはいくつかの種類がありますが、今回紹介するのはゲーム内でよく使われる「Ｔスピンダブル」を紹介します。
Ｔスピンの種類（４種類）
テトリスのＴスピンには、４種類あります。それぞれの種類のTスピンを簡単に紹介します。
Tスピンミニ
Ｔスピンミニは、Ｔミノを下の図のように、入口が２マスの時に、反時計回りに９０度回転させて、Ｔスピンミニができます。下の図では、壁際ですが、どの場所でもTスピンミニはできます。ただ入口が２マスではない場合は、回転させられず失敗してしまいます。
Ｔスピンシングル
Ｔスピンシングルは、Ｔミノを下の図のように、落としていき、１８０度回転させ、１段だけ消した場合、Tスピンシングルができます。
仮に反時計回りに９０度回転させると、２段消えますが、どこか穴があって、１段のみ消えた場合も、同様にTスピンシングルになります。消したのは１段ですが、相手に２段送ることができます。
あえて２段消せますが、連鎖をしたい場合は、次に消すための１段を残しておく作戦も良いでしょう。テトリスのゲームによっては連鎖による相手へ送る段数の加算がある場合があります。
Tスピンダブル
Tスピンダブルは、Ｔミノを下の図のように、落としていき、反時計周りに９０度回転させ、２段消した場合に、Ｔスピンダブルができます。
４種類のＴスピンの中で、１番使用率が高く、使いやすいです。Tスピンダブルでは、２段消して、相手には４段遅れます。基本的にこのTスピンダブルだけ覚えておけば、相手にかなりの列を送ることができます。
Tスピントリプル
Tスピントリプルは、Tスピンミニとの組み合わせで作ります。下の図のように、Tスピンミニと同様のタイミングと位置で、反時計周りの回転をすばやく２回（１８０度）やります。
成功すれば、下の穴まで、Tミノがはまり、３段消すことができ、Tスピントリプルが完成します。Tスピントリプルは、作るのが大変なのと、消した後のミノの形が良くないので、あまり使われないです。対戦ゲームで接戦の場合だと、考えて組んでいかないとミスして、逆に手詰まってしまうかもしれません。
Tスピントリプルは３段消して、相手に送るのが６段と、非常に火力が強いです。
Ｔスピンの効果
それぞれのTスピンで、相手に送る段数をまとめてみます。
- Ｔスピンミニ：０段
- Ｔスピンシングル：２段
- Ｔスピンダブル：４段
- Ｔスピントリプル：６段
Ｔスピンと言えば、Ｔスピンダブルと言ってもよいくらい使い勝手のよい技です。ゲームによっては、相手に送る段数も違う場合があります。一般的なテトリスだと上記のような段数が相手に送られます。
Ｔスピンダブルを連発できれば、対戦テトリスであれば、非常に有利に対戦することができます。通常の消し方と比較すると、消した段数の倍の段数を相手に送ることができるので、コスパは最高です。
ファミコン版の初代テトリス
ちなみに、ファミコン版のテトリスでも、Ｔスピンができるのでしょうか？結果はできません。スクロールで落としていくことができないことと、仮に下まで自動で落ちるのを待って、タイミングを見計らって回転させようとしても、接触した時点で、次のミノの操作に入ります。
ファミコン版のテトリスは、ひたすら形を変えて落とすだけのシンプルなゲームです。
Ｔスピン作り方
Ｔスピン作り方（簡単）
Ｔスピンの簡単な作り方を紹介します。Ｔミノをセットする形があれば、上にフタをするだけで完成です。下の図のように、Ｔミノの穴があります。そこに、適当なミノを重ねます。
次は、凸凹していて、一見難しそうですが、Ｌ字ミノ（オレンジ）で、簡単に作ることができます。
次のパターンも、下の図のように凸凹していますが、Ｚ字ミノ（赤色）を組み合わせるだけで完成します。
他にもいろんなパターンはありますが、状況に応じて、ミノを組み合わせていきましょう。練習すれば簡単に作れるようになります。
Ｔスピン作り方（パターン化）※動画あり
Ｔスピン作りやすくするパターンの紹介です。下の図のように、右側２列にＺミノをセットし、１マス開けて、中央３マスにミノを組み合わせてＴスピンの形を作ります。残りの左側４マスは、使い道のないミノを組み合わせていきます。下の図では左側２マスが欠けていますが、省略しているだけです。
Ｓミノ（緑）とＬミノ（オレンジ）の組み合わせです。相性が良いです。
Ｌ字ミノ（オレンジ）とＯ字ミノ（黄色）の組み合わせです。
Ｚ字ミノ（赤）とＪ字ミノ（青）の組み合わせです。
Ｊ字ミノ（青）とＺ字ミノ（赤）の組み合わせです。先にＪ字ミノ（青）をセットしてから、Ｚ字ミノ（赤）をセットすることもできます。
Ｏ字ミノ（黄色）とＪ字ミノ（青）の組み合わせです。
実際にＴ字ミノをセットし、Ｔスピンを完成させます。次にＺ字ミノ（赤）が来たら、同じように右側にセットします。同じように中央の３マスに、２種類のミノをセットしてＴスピンの形を作ります。これの繰り返しを行います。
Ｔスピンを連続で作っていくと、下の図のように、右側の１列と飛んで３列目に穴が開いていきます。そうしたらＩ字ミノ（水色）で埋めて、消していきましょう。Ｔスピンダブルで４段送って、Ｉ字ミノ（水色）でテトリスを完成し、相手に４段送ることができます。非常に効率が良い攻撃です。
上の説明でわかりにくいと思いますので、以前わたくしがＴスピンを練習していたときの動画があります。Ｔスピンを覚えたての素人のオンラインテトリスの対戦ゲームです。試合時間は２分間です。２分間で相手に８７ライン送っています。Ｔスピンダブルもしくは４段消しのみです。
さいごに
Ｔスピンは、脳トレーニングにもなります。Ｔスピンは、形を作ることと、タイミングが難しいので、慣れるまで練習を繰り返しましょう！
